保育士の正社員はきつい・しんどい？メリット・デメリット・時短勤務についても解説！

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保育士にも様々な働き方があり、正規保育士や、派遣保育士、パートなど自分の条件に合った働き方ができます。

派遣やパートは、ボーナスがなかったり、毎月の給料も正規職員より低かったりするので、給料面を考えると正社員になりたいと思う方も多いのではないでしょうか。

ただ、保育士の正社員はきついという噂も良く耳にし、実際にどうなのか気になりますよね。

今回は、保育士の正社員は実際にしんどいのか、また、メリットやデメリット、悩んだ時の対処法などをご紹介していきます。

保育士の正社員はきつい

保育士の正社員はきついと良く言われている理由は、仕事内容が激務だからだと言えます。

では、保育士の正社員の仕事内容は、どのようなものか記述していきます。

正社員だとクラス担任を持ちます。

クラスの子ども達が保育園で過ごす時に怪我をしないように、安全に見守りながら、保育していきます。

もちろん出欠確認や人数確認を怠ると事故に繋がる恐れがあるので、点呼を怠ることは絶対にしてはいけません。

場所を移動するときも全員いるのか、必ず確認する癖をつける必要があります。

給食を食べる時も、アレルギーを持っている子がクラスにいたら、その子が誤って食べないように、環境を整え、責任を持って対応をします。

子どもの大切な命を預かる仕事なので、うっかりミスをしないように毎日気を引き締めなくてはいけません。

また、年齢に合わせたねらいや計画を立て、保育教材の準備をしたり、お散歩や遠足に行く時には事前に下見に行ったり、クラスだよりの製作もします。

送迎時には、子どもの1日の様子を伝え、保護者と円滑なコミュニケーションを取り、子どもだけでなく保護者とも信頼関係を築いていくことも大切です。

それに加え、運動会やお遊戯会、保護者参観、お誕生日会などの行事の準備も並行して行わないといけません。

日中は、子どもの保育があるので、教材準備などの事務仕事はできず、結局持ち帰って仕事をすることも多々あるのです。

このように業務内容がたくさんあり、責任もあるため保育士の正社員はきついと言われることが多いです。

保育士の正社員はしんどい

保育士の正社員として働くとしんどいと思うこともたくさん出てきます。

一番悩むところが保護者対応ではないでしょうか。

保育園の子どもに色んな子がいるように、保護者も本当に色んな方がいます。

保護者と円滑にコミュニケーションを取ることができず、信頼関係が築けていないと、不信感を持たれたり、保育園にクレームを入れられたりすることもあります。

保護者との関係が上手くいかないと、嫌な噂を保護者間で流されることもあり、非常に働きづらく感じてしまいます、

できる限り保護者とはコミュニケーションを取って、信頼関係を築いていった方が良いです。

保育士で正社員のメリット

では、このように大変な思いをしても保育士で正社員として働くメリットがあるのか考えていきたいと思います。

給料が多い

正社員として働くメリットとして大きく挙げられるのが、給料が多くもらえることです。

園によりますが、ボーナスがあったり、リーダーをしている保育士はリーダー手当なども貰えます。

勤続年数によってさらに給料も増えたりするので、頑張るモチベーションになります。

クラス担任になれる

派遣やパートで働くと、クラス担任をすることがほとんどありませんが、正社員だとクラス担任を持つことができます。

自分のやりたい保育があり、リーダーシップをもって、クラスを引っ張っていきたいと考えている保育士は、正社員で働いた方がのびのびと働くことができますね。

経験を積める

クラス担任をすることによって、保育士としての経験を積むことができます。

派遣やパートはあくまで補助役なので、自発的にいろいろとする事はありません。

担任として責任を持って、自分で考え準備し、実際に保育することで毎日学びがあり、強みになります。

その分やりがいもあるし、子どもとの信頼関係も築いていきやすいです。

今後、クラス担任を持ったことが自分の自信へと繋がるので、大変できつい思いばかりではないと思います。

保育士で正社員のデメリット

保育士で正社員になるデメリットもご紹介します。

仕事量が多い

保育士の仕事内容はかなり多いです。

そのため業務時間内に仕事が終わらず、残業したり、家に持ち帰ったりすることも多々あります。

パートや派遣社員は、時間外に仕事をすることは少ないので、この部分は正社員として働くデメリットと言えます。

ただし、園によっては残業も持ち帰りも少ない園もあるので、事前に調べてホワイトな園を探すようにしましょう。

責任が重たい

子どもの大切な命を預かる仕事なので、責任が重たいです。

子どもに何かあれば、担任の責任になります。

「見ていなかった。」は、言い訳にならないので、毎日怪我のないように、気を張らないといけません。

特に園外保育へ行く時は、事故のないように気が抜けません。

保育士の正社員で時短勤務

家庭との両立が難しく、保育士の正社員で時短勤務をしたいと考えた場合可能なのかをご紹介します。

時短勤務を利用するには一定の条件が定められており、すべての保育士が利用できるわけではありません。

厚生労働省によると、下記の条件を全て満たしている人が時短勤務の対象となります。

1. 3歳に満たない子を養育する労働者であること。
2. 1日の所定労働時間が6時間以下でないこと。
3. 日々雇用される者でないこと。
4. 短時間勤務制度が適用される期間に現に育児休業をしていないこと。
5. 労使協定により適用除外された労働者でないこと。

引用：厚生労働省　「改正法の下での短時間勤務制度について①」

このように、希望すれば誰でも時短勤務をすることは、できないです。

条件を満たしていて時短勤務ができる場合、時間あたりの給料に変更はありません。

減っている勤務時間に比例して給料が減額されるようになっています。

勤務時間が減る分、給料面も大幅に減るということを理解しておかないといけませんね。

私が時短勤務をした経験上、基本的に残業は禁止です。

行事の負担は減らせても、日々の記録や指導案の作成などの仕事はあります。

退勤時間はずらせないので、朝の出勤時間前にサービス残業をする形で何とか業務をこなしていました。

正社員保育士で悩んだ時の対処方

正社員保育士で働いていると悩みもたくさん出てきますよね。

心と体が疲れ切ってしまって、体調を崩してしまう前に、転職を視野に入れると良いかもしれません。

保育の仕事が好きだけど、今働いている保育園に不満を感じている方は、ぜひ一度保育の転職サービスに登録してみることをお勧めします。

今は様々な転職サービスが充実しており、自分の条件に合った園を見つけることができます。

精神的に参って体調を崩してしまうと、今後働くことが難しくなることもあるので、自分の体を優先に考えましょう。

まとめ

今回は、保育士の正社員の仕事内容や、メリットデメリットについてまとめてみました。

正社員として働くことは、とても大変ですが、やりがいを感じ、保育士としての経験を積むことができます。

家庭との両立は難しく感じますが、新人のうちは、経験を重ねてより良い保育ができるように日々学び、自分の自信へ繋げられたら良いですね。

もちろん、正社員だけでなく、派遣社員、パートにもメリットデメリットはあるので、自分の働き方に合った園が見つかると、より働きやすいと思います。

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