保育園の先生といえば、子どもと接するのが好きで、いつもニコニコしているイメージを持つ方が多いと思います。
しかし、イメージと違う態度をとる先生に出会ってびっくりした方もいるのではないでしょうか。
保育士といえど人間ですから、中にはきつい言葉を投げかけてしまう先生や、態度に出てしまう先生もいます。
プロとして頑張って欲しいですが、なかなか難しいところですね。
今回はそんな、ちょっと困った保育士さんの姿と、対処法についてお話ししていきたいと思います。
保育士の言い方がきつい
保育園に関わるのは、保育士だけでなく、子ども達やその保護者の方々もいます。
保育士の言い方がきついと感じる人も場面も様々でしょう。
それぞれの場面において、どんな様子なのか、下記で説明していきますね。
保護者への言い方がきつい保育士
まず前提として、保育園は子どものことを見るのが一番の仕事。
正直保護者の対応まで手が回らない時もあります。
タイミングによっては丁寧な対応ができない場合もありますので、今のは言い方がきつかった!と、すぐに感情的にならず、状況をみて欲しいなと思います。
ただ、状況をみた上で、やっぱりこれはちょっとおかしいなということがありますよね。
具体的にご紹介します。
デリケートな問題をさらっと言う
デリケートな問題を、平気で言ってしまう保育士がいます。
- 愛情が不足しているようです。
もっとお子さんと一緒にいる時間を増やしてください。 - お子さんは、こんなことができません。
発達の先生に相談してください。 - お友達とうまく遊べません。
親はみんな子どものことが大事ですよね。
心無いことを言われるととても傷つきます。
このような保育士は、どんなことを言われたら相手が傷つくか、相手を理解しようとする姿勢が足りなかったり、余裕がないのかもしれません。
日によって機嫌や態度が違う
残念なことですが、日によって態度や機嫌が違う保育士がいます。
機嫌の良い日には、笑顔で優しく接してくれますが、機嫌が悪いと無愛想で挨拶もなしなんてことも。
きつい言い方でびっくりします。
保育士も人間ですから、体調や気分が優れない事もあるでしょう。
しかし子どものお手本となる先生として仕事している以上、気分だけで仕事するのはプロとしてどうかと思いますよね。
保護者によって態度が違う
そしてこれもまた残念なことですが、保護者によって態度を変える保育士がいます。
気が強い、または接し方に注意が必要な保護者がお迎えに来るときは丁寧に接しているのに、若い保護者、気が弱そうな保護者がお迎えの時は丁寧な言葉で話さず、言葉がきつくなったり。
自分ではうまくやっていると思うかもしれませんが、側から見れば、なんであんなに態度をコロコロ変えるの?と、不信感ですよね。
子どもへの言い方がきつい保育士
保育士と関わる時間の長いので、一番影響を受けやすい子ども達。
大事な子ども達へかける言葉は特に気をつけて欲しいものですが、悲しい現実もあります。
人格否定の言葉を使う
子どもの人格を否定する言葉をかけるきつい保育士もいます。
- 「何回言ってもわからないんだね」
- 「〇〇ちゃんって頭が悪いね」
こんな言葉をかけられた子どもはどれだけ辛いでしょう。
子どもの自尊心を傷つけ、子どもの未来に影響を及ぼしかねません。
これは言葉の暴力で、絶対あってはならないことです。
感情的に怒る
保育士は毎日忙しいもの。
時には言うことを聞かない子どもにイライラして、大声で怒鳴ってしまうなんてこともあるかもしれません。
怒鳴ることで子どもがびっくりして言うことを聞くと言うのは、その場では効果はあります。
しかし、怒鳴って言うことを聞かせるというのは、「私は、普通に言っても子どもたちに聞いてもらえないので、脅して言うことをきかせています」と言っているのと同じです。
私には技術がないと周りに言っているようなものです。
他の子と比べる
他の子どもと比較する嫌味な保育士もいます。
子どもからすると、自己肯定感が損なわれ、自分と他人とを比較することでしか優越感を感じることができなくなってしまいます。
同僚の先生への言い方がきつい保育士
一緒に仕事をする仲間は、クラス運営の相談をしたり保育中の話を共有したりして、お互い高めあえる存在であって欲しいですよね。
一緒に仕事をする先生同士の仲が悪いと、子ども達はよく見ていますから、保育の環境にもあまりよくない影響があるのが実際のところなので、気をつけたいですよね。
プライドが高い
プライドが高い保育士は、自分より立場の弱い人間に対して、見下し、バカにしたような態度を取ります。
もちろん、その言い方はきついものになるでしょう。
園長や主任など立場が上の人には、自分をよく見せようとしてうまく立ち回ります。
完璧主義で神経質
完璧主義で神経質な保育士は、なんでもきっちりこなしたい。
仕事においては、尊敬できる点ではありますよね。
しかし、自分が求める仕事のクオリティを他の人にも要求して、わずかなミスに対しても細かく指摘することが多いので、一緒に仕事をする方はとても辛いですよね。
自分の方針から外れるのが気に入らないので、神経質にチェックしてくるタイプです。
嫌味や陰口が大好き
同僚への言い方がきつい保育士は、嫌味や陰口が大好きです。
残念ながらターゲットになる人は、おとなしい保育士や若手の保育士。
仕事での失敗もよく見ていて、ネタにしてきます。
そういう保育士さんに遭遇したこともありましたが、そんなくだらない事をするより、仕事に集中して欲しいですよね。
先輩保育士の言い方がきつい
言い方がきつい保育士は、やはり弱い立場の人間に強い口調でものを言ってきます。
同僚の保育士に言う以上にきつく指摘してくるでしょう。
また同僚や保護者とのいざこざのストレスを弱い立場の後輩に向けて発散するなんてこともあります。
後輩は怖くて先輩に聞きたいことが聞けず、先輩の思うように動けなくなってしまいます。
すると、さらに先輩の機嫌が悪くなって指摘されて悪循環になってしまうと、もう言われた方は辛くて仕事したくなくなってしまいますよね。
保護者としての対処法
保育園は複数担任ということが多いです。
きつい保育士とあまり話さなくても良いように、他の先生に声をかけるようにする手があります。
関わり合いは最低限にすると、お互いにとって良いかもしれません。
もちろん、主任や園長、前の担任の先生も話を聞いてくれます。
きつい保育士と話をすることになった時、保育士の言葉にイラっとして、すぐに感情的になって言い返してしまうと、相手と同じになってしまいますよね。
その場は一旦冷静になって乗り切り、周りの親御さんや子どもたちから情報収集をしてみましょう。
自分だけに対応が悪いのか。
イライラしているのはいつものことなのか、一時的なものなのか。
ちゃんと情報収集せず感情的になってしまっていると、何もわからないままでストレスを抱えることになってしまいます。
思いを伝える方法としては、以下のものがあります。
連絡帳を使って伝える
きつい言い方をされたら気分が悪いですよね。
「何か言い返してやりたい」と思うかもしれません。
しかし、こちらも感情的になってしまうと、相手もさらに感情的になって、話が全く伝わらなくなってしまいます。
そこで連絡帳を使い、あなたの意見を冷静に伝えましょう。
その際は、自分が大人な対応ができる保護者とわかるように「いつもありがとうございます」などと書いてから、あなたの意見を続けて書きましょう。
注意点は、書面だとずっと残ることになるので、丁寧に冷静に書く事を忘れないでください。
園長に相談する
色々とやってみたけれど、やっぱり
- 「こちらの話を聞いてくれない」
- 「明らかに態度がおかしい」
場合は、園長に相談しましょう。
直接言い方のきつい先生と話すより、冷静に話ができるし、通りやすいです。
ただ、そのような保育士が勤務しているということは、園長ももしかしたら同じような人柄だったりするかもしれないので注意です。
その場合は、よく考えて転園も考えたほうが良いかもしれません。
クレームを入れたあとは、子どもへの影響も心配になりますよね。
保育士と長く接するのは子どもなので、子どものことを一番に考えて行動するようにしたいですね。
同僚の保育士としての対処法
同僚の保育士として、きつい保育士に取るべき方法はどのようなものが良いでしょうか。
信頼できる先輩に相談する
やはり、感情的にならないのが一番です。
必要以上に落ち込まないように、信頼できる先輩保育士に相談してみると良いです。
人に話をすることで自分自身が冷静になり、心が軽くなるでしょう。
相手に期待せず、目の前の仕事に集中する
信頼できる先輩に相談してスッキリしても、すぐに状況が変わるわけではないですよね。
同じ職場にいる以上は、嫌な保育士との関わりは続きます。
また同じような目にあっても傷つかないように、相手が変わることを期待せず、仕事に集中するのが良いです。
基本的に相手が変わることはありません。
期待してしまうと、その分変わっていないとわかった時の落胆も大きいものです。
何か言われても気にせず受け流すようにしましょう。
まとめ
保育士は優しいというイメージが持たれているようなので、きつい言い方の保育士に出会うとびっくりしますよね。
でも実は、女社会の保育士や看護師などには、割ときつい人が多いようです。
言い方のきつい保育士に出会う度に感情的になっていたらしんどいですよね。
とにかく相手と同じにならず、冷静に対処しましょう。
冷静に見ていくと、相手の良いところも見えてくるかもしれません。
その点を評価した上で歩み寄ることで、スムーズに解決することもあるかもしれません。
自分だって悪いところばかりを指摘されたら、話を聞きたくなくなってしまうもの。
相手の気持ちを考えながら話をする姿勢は、子ども達も見ています。
保育園は子ども達が生活する場。
子どもも大人も気持ち良く過ごせる環境にしたいですね。
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