常勤と非常勤の違い(保育士)！非常勤とは？ボーナスや給料も解説！

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「保育士が不足している」、「保育士の給与が低い」などと、ニュースで何かと話題の保育士。

保育士資格を取ってみたものの、働き方に悩んでいる。

そんな方はいらっしゃいませんか？

まさに、私がその一人でした。

 

保育士として働く前に、まずどのような働き方があるのか、知っておきたいですよね。

そんな方のために、今回は“保育士の常勤と非常勤の違い”について、ご説明していきます。

常勤と非常勤の違い・保育士

保育士として働くにあたり、常勤保育士と非常勤保育士という2 種類の働き方があります。

 

保育士の非常勤と常勤は、雇用形態の違いです。

非常勤の場合、一定の時間や日数で働くことが契約上決まっていて、週に数日や月に数日だけ勤務することが一般的です。

そのため、勤務時間や日数が比較的少なく、正社員に比べて福利厚生などの待遇も劣る場合があります。

 

一方、常勤の場合は、一定の時間や日数で働くことが決まっていて、正社員(正職員)として常に勤務することになります。

そのため、勤務時間や日数が多く、福利厚生や給与も比較的高くなる傾向があります。

保育士の非常勤とは

まず、常勤とは一般的に週5日、1日7～8時間程度勤務する正規の職員のことです。

一方、非常勤とは言葉の通り、常勤ではない、基本的には正職員以外のすべての働き方を指します。

 

保育園でいうと、臨時職員(契約社員)、派遣保育士、パート・アルバイトなどが、非常勤保育士にあたります。

 

一般的には週に数日だけ勤務するので、勤務時間や日数が正社員に比べて少ないです。

主婦や学生など、家庭や他の仕事(学業)との両立がしやすい勤務形態です。

保育士の非常勤とパートの違い

では、非常勤とパートは、何が違うのでしょうか。

 

パートは、非常勤の内の一種です。

「非常勤の中に、パートという働き方がある」という方が分かりやすいかもしれません。

 

非常勤という働き方は正職員以外の働き方を指しますので、勤務時間や待遇などで常勤か非常勤かが異なるわけではありません。

時短勤務で働く常勤の正職員の方もいれば、フルタイムで働く非常勤もいるのです。

公立の非常勤保育士

公立の保育園でも、非常勤保育士として働くことはできます。

非常勤保育士の場合、公立保育園でも求人サイトで募集していることが多くあります。

 

私の勤務していた自治体では、正規職員の他に、「非常勤」・「アルバイト」と、2種類の雇用形態がありました。

非常勤の方が、アルバイトよりも責任が重いため、採用試験がありました。

 

公立の保育園や幼稚園で働くことができるため、安定した雇用環境が整っているという点が魅力です。

「地方公務員試験は受けていないけど、公立保育園で働きたい」という方は、派遣保育士やパートなど、非常勤保育士での働き方を検討されてみると良いでしょう。

保育士(非常勤)の仕事内容

非常勤保育士の主な仕事内容は、フリーの保育補助です。

メインに担当するクラスが決まっていることもあれば、人手が足りないクラスで保育補助を行うこともあります。

保育補助の仕事は保育園によって異なりますが、園児との遊び、排泄の補助、食事の準備・片付け、おもちゃの消毒などです。

非常勤保育士は担任をする？

一般的には、非常勤保育士が担任をすることは少なく、正規の保育士が担任を務めることが多いです。

産前産後休暇や育児休暇中・病欠中に、非常勤保育士が担任を務めることもあります。

非常勤保育士の給料

さて、いよいよ皆さんが一番気になるところは、給与面の違いではないでしょうか。

非常勤保育士のお給料についてご説明します。

 

こちらも保育園によるものの、非常勤保育士は時給制というのが一般的です。

そのため、非常勤保育士の場合は、年末年始やゴールデンウィークなど、祝日が多い月はその分お給料も減ることになります。

具体的な金額については、地域や保育施設によって大きく異なりますが、一般的な非常勤保育士の時給は、1,000～1,500円程度が相場です。

非常勤保育士のボーナス

残念ながら、非常勤保育士のボーナスは少ないのが現状です。

ボーナス額は、勤務日数によっても異なります。

例えば私が勤務している保育園では、週5日勤務のパートは5万円、週4日は４万円、週3日は3万円と、勤務日数に応じて支給されています。

 

ただ、パートにはボーナスが支給されない保育園もありますので、ボーナスについては求人要項を事前によく確認しておきましょう。

保育士(非常勤)の年収

非常勤保育士の年収は、保育園によっても異なりますし、地域差もあるでしょう。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、令和3年度の保育士の平均年収は382.2万円でした。

一般的には、非常勤保育士の年収は、正規の保育士に比べて低く、200万円から400万円程度が相場とされています。

 

ただし、保育士不足の状況が続いている中で、待遇改善の動きもあるため、時給や月給が引き上げられ、年収も上昇する傾向にあるようです。

具体的な年収については、勤務時間や日数、保育施設の規模や地域によって異なるため、一概には言えません。

 

非常勤保育士の年収は、自分で計算することができます。

 

保育園によっては、厚生労働省が保育士の賃金向上を目的として支給している処遇改善手当が、非常勤保育士にも支給されることもあります。

こちらもボーナスと併せて確認されることをお勧めします。

 

保育士(非常勤)の求人を探すコツ

いざ非常勤保育士として働きたいと思ったときに求人を探すコツをご紹介します。

 

求人を探すにあたって一番重要なポイントは、軸をもって、希望条件に優先順位をつけておくことです。

• スキルアップをしたい
• 子どもの帰宅時間には家にいたい
• 平日のみ働きたい
• 家の近くで働きたい
• お給料はこれだけ欲しい　など

 

あれもこれもと希望はあるものの、「あちらを取ればこちらが立たず・・」というのはよくあること。

そんなときは、自分は何を一番に優先したいのか、という基本に立ち返りましょう。

 

求人は主に次のような探し方があります。

保育士の求人情報が掲載されている求人情報サイトを利用することで、多くの求人情報を見ることができます。

有名な求人情報サイトには、「マイナビ保育士」「ほいく畑」などがあります。

保育士の求人サイトを見たものの、いっぱいありすぎて分からないという方は、転職サイトの担当者の意見を聞くことも参考になりますよ。

登録者限定の求人情報もあるため、登録をして自分に合う非公開求人を紹介してもらうと良いでしょう。

求人情報を収集する際は、複数の情報源を利用することがポイントです。

 

応募する段階で、必ずしも1つの園に絞る必要はありません。

いくつか応募してみて、面接に進んだ際がチャンス。

実際に自分の目で見て、園の雰囲気やその園で働いている保育士の様子をチェックしちゃいましょう。

求人の内容だけではわからない部分を見ることができます。

 

現在保育士は慢性的な人手不足のため、良くも悪くも保育士の求人は多くあります。

妥協せず、納得のいく保育園に出会いたいですね。

まとめ

今回は、常勤保育士と非常勤保育士の違いについて書いてみました。

常勤保育士にも非常勤保育士にも、メリットデメリットの双方があります。

違いを理解した上で、ご自分の希望のライフスタイルにあった働き方を見つけていただきたいと思います。

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