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「夜間保育士」とは、夜間保育を行う施設で働く保育士のことです。夜間保育という言葉は、まだまだ聞き慣れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
夜間保育を行う認可外の施設の場合24時間開園している施設もある様ですが、厚生労働省が定める認可の基準は「開所時間を11時間、原則夜10時」としている様です。
実際の預かり時間や開所時間はその園によって異なりますが、近年共働きをしながら子どもを育てる家庭が増えたり、様々な事情があって夜間保育を必要とする家庭は増えている傾向にあります。
今回は、知っているようで実はまだあまり知られていない夜間保育士についてご紹介します。
保護者に代わって子ども達と夜を一緒に過す夜間保育士の仕事内容や仕事をする上でのメリット等をまとめてみました。
保育士資格をお持ちの方はご自身の働き方を見直す一つのきっかけになるでしょう!
夜間保育士の仕事内容
夜間保育士が行う仕事内容は主に以下のとおりです。
まず、子ども達の食事やおむつ交換や排泄の補助、連絡帳等の記入、お迎え時の保護者対応があげられます。
これらは一般的な保育園でも行われている為想像しやすいですね。
一般的な保育園と大きく違う点は、夜間に寝かしつけを行うことがあげられます。
夜間寝かしつけの前に歯磨きや入浴等の補助を行い、長時間の睡眠を見回り確認するという作業が発生します。
園によっても異なると思いますが、夜間保育のおおまかなスケジュールは夕方の時間帯から子どもに夕食を食べさせ、入浴等の就寝準備をし、21時頃には就寝中の状態になります。
子ども達が就寝すると、交代で呼吸チェックをしたり連絡帳の記入をしたり、職員同士の打合せをしたりします。
また、眠りが浅く起きてしまう子どもの対応も行われます。
夜間保育士の給料
夜間保育のお仕事をする上で気になることはやっぱりお給料ですね。
夜間保育士の基本給は実は一般的な保育園とあまり変わらない様です。
月給にすると約18~20万円程という園や施設が多いのではないでしょうか。
しかし夜間保育という特殊な働き方は、夜勤手当や時間外手当等の支給対象となる可能性が高いです。
手当がもらえれば、日中に働くより支給額が多くなります。
夜間保育のメリット
夜間保育士として働くメリットは大きく分けて2つあります。
まず1つ目はお給料や勤務時間です。
勤務時間が特殊な為、夜勤手当や時間外手当等が加算される可能性が高いです。
そのことから一般的な日中働く保育士よりも、高いお給料が期待できます。
また、夜間から夜に掛けて働くということに慣れると、空いた時間に別の仕事をしたり他の用事を済ませることができますね。
ご自身にお子様がいる場合は、日中体調不良の付き添いをしたり、学校行事に参加したりできるでしょう。
雇用形態によっては、必ずしも長時間勤務を求められるわけではない様です。
パートやアルバイト等の短時間勤務を選べば、仕事と家庭の両立等を上手くやりくりできます。
そして2つ目のメリットは仕事のやりがいです。
夜間保育独特の仕事内容として入浴の補助や長時間の就寝中の対応等があげられます。
これらは一般的な日中の保育ではあまり行われることがないですよね。
どちらかと言うと家庭的な保護者に近い立場で寄り添うことができます。
その為、なかなか眠れず困っている子どもから甘えられたり頼りにされたりすることはとてもやりがいを感じられそうです。
日中の保育園の午睡時間と比較すると夜間の就寝時間は長い場合が多く、連絡帳等の書類は余裕を持って記入できます。
夜間保育のデメリット
夜間保育士として働くデメリットは、夜間の時間帯で勤務をする為、生活リズムが不規則になってしまうということです。
中には夜勤と日勤のシフトを交代で組んでいる園もあり、毎日バラバラな時間帯に就寝・起床して勤務するということは身体にとって負担がかかります。
固定勤務可能な園や、短時間勤務で調節できる園等もありますので、無理のない働き方を検討しましょう。
夜間保育は何時まで?
認可外の施設の場合は、24時間開園している施設もあります。
夕食から、就寝・起床まで対応してくれる場合もあり働く保護者にとっては安心できますね。
また、認可の基準は「開所時間を11時間、原則夜10時まで」としています。
実際の預かり時間や開所時間は、園によって異なります。
夜間保育士の求人を見つけるコツ
一般的な日中の時間帯に預かりを行う保育園と比較すると、まだまだ夜間保育を行う園はとても少ないです。
その為夜間保育士の求人を見つけることはあまり容易ではありません。
求人探しに困った場合は、保育士転職サイトで非公開求人がないか、相談しましょう。
もしくは求人を出していなくてももしかしたら募集している可能性もある為、園や施設に直接問い合わせてみるのも良いでしょう。
まとめ
近年では共働き家庭が増えたり保護者が働く時間帯が変わったりという様々な事情で夜間保育を必要とする家庭が増えているます。
今後もより一層女性の社会進出が予想され、更に夜間保育の需要は増えそうです。
保護者の仕事の事情だけではなく、家庭内の介護支援を必要とする家族の対応をする為に、夜間に子どもを預かるということもあるかも知れません。
園や施設によって預かり時間は異なりますが、仕事内容はとてもやりがいを感じられそうです。
また、日中の保育園とは異なるスキルアップにも繋がりますね。
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