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保育学校を卒業し、夢だった保育士になったのに、何らかの理由で仕事を辞めたくなってしまい、辛い思いをしている1年目の保育士さん。
保育士になったのに、思い描いていたものとは違い、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
保育士は、人と関わる仕事で様々な人間関係があり、体力的にも精神的にも大変な仕事です。
今回は、もう辞めたいと思っている1年目の保育士さんに向けて、退職する方法などをお伝えしていきます。
保育士辞めたい一年目
夢だった保育士になり、可愛い子どもたちと過ごす毎日で、あっという間に1日が過ぎ、1週間が過ぎ、月日が経つのはあっという間です。
1年目の保育士さんは、仕事を覚えなくてはなりませんから、毎日頭も使って疲労困憊。
わかってはいたけれど、保育士になってから痛感することは、保育士はただ子どもと遊んでいるだけではないですよね。
人間関係・事務仕事・日々の保育の準備・子どもの記録・保護者対応・行事に追われていると、いつの間にか自分のプライベートな時間もほとんどありません。
寝てるか仕事しているのかの毎日で、気づいたらいつも疲れてて、もう辞めたい…そんな気持ちを抱えている保育士さんは、実はたくさんいるのです。
保育士一年目の離職率
保育士の全体の離職率は、9.3%となっています。
※厚生労働省が令和2年8月24日に発表した保育士の現状と主な取り組より
2009年に全国保育協議会による新卒保育士に限定した調査によると、1年未満に退職する割合は4人に1人と高い結果が出ています。
1年目で初めての職場で、職場が嫌なのか保育士の仕事が嫌なのか、何らかの理由で離職する人は多いことがわかりますね。
新卒で保育士を辞めたい理由
新卒の保育士が仕事を辞めたい理由として考えられることをご紹介します。
- 慣れない環境に疲れた
- 人間関係に悩んでいる
- 給料が安い
- 保育士の仕事が大変
- 子どもの対応の仕方がわからない
- 自分には仕事が合っていない
- プライベートな時間がない
- 仕事量が多く、自分のからだがついていかない
- 保護者対応が苦手で疲れた
悩みの内容はそれぞれですが、学校を卒業して就職をした園で、悩みをもたない人のほうが珍しいです。
みんな、何かしら悩んでいます。
私も1年目の自分を振り返ってみると、それはひどい1年目でした。
今でこそ笑えますが、フルタイムの臨時職員で就職したのですが、正職員と何らかわりのない仕事内容なのに、給料が安すぎました。
日給計算でしたので、連休をはさむと手取りが5万の月や、多くても10万とか、そんな感じでした。
別の園で働いている同級生の友だちよりも、はるかに給料が安く、自分だけがプライベートの充実ができていないし、そもそも就職したのに自分の生活すらなりたたない。
上司に相談したところ、直接園長と話してみてはどうかと言われ、面談をしました。
すると、「私の娘は自分の夢をかなえるために東京に行って、風呂のないアパートで生活をして、からだは洗面所で洗っていたわ」と言われました。(笑)
私は夢をかなえて保育士になったのに、洗面所でからだを洗わなければならないのか、と言葉を失いました。
今でこそ笑い話ですが、当時の1年目の自分は笑えませんでした。
保育士一年目・行きたくない
職場に行きたくないとなると、自分のからだと心が危険信号を出しています。
これ以上職場に行きたくないのに行っていると、いつしかからだを壊してしまうかもしれません。
仕事に行かなきゃいけない、でも行きたくない、行かなきゃいけない。
そんな思いで苦しんでいるのであれば、もう行かなくて大丈夫です。
まずは職場に電話をして、休みましょう。
自分のからだを大切にしてあげることができるのは、自分だけです。
職場に行ってしまえば、いつもの日常がはじまります。
行きたくない理由は何ですか?
自分の気持ちに正直に向き合って、まずは休みましょう。
休む理由が見当たらない、言いづらい。そんな時は「熱がある」「調子がわるい」「身内で事情があって」何でもいいのです。
もしかしたら、特別に1日だけでも自分のために仕事を休むことで、気持ちが落ち着くかもしれません。
保育士を一週間で辞めた
1週間で保育士を辞めても、正直なところ、そこまで問題はありません。
自分の中ではまずいかなと思うでしょうし、まわりも一時は「新人が1週間で辞めてさぁ…」なんて陰口を言われるかもしれませんが、1週間で辞めるほどの理由があったのですから、仕方ないのです。
今後の転職の際には、経歴書や履歴書などに記入しなくてはなりませんので、次の職場で「なぜ1週間で辞めたのですか?」と聞かれるかもしれません。
もし聞かれた場合は、正直な理由を答えると良いでしょう。
変に繕ったり、ごまかしたりすると、相手に見抜かれてしまいますし、保育園業界は園長同士がつながっていることもありますので、そこは要注意です。
辞めた理由は、自分にとって不利なものでない限りは、正直に話して良いと思います。
公立保育士を1年で辞めるデメリット
公立保育士を1年で辞めるデメリットとしては、安定した職業を手放すということです。
公立保育士は、公務員と同じですから、安定した職業ですので、辞めるとなると、まわりから反対されるかもしれません。
また、公務員には退職金が大きいと言われていますが、辞めてしまうことで、公務員に戻りにくくなる可能性があります。
しかし、安定の仕事を求めてきた今までのスタイルでしたが、近年では様々な分野で働き方が変わってきています。
安定した職業を手放しても、自分の気の向くまま、自分に合ったライフスタイルを選んでいくのも間違いではないと思いますよ。
保育士を一年未満で退職する方法
保育士を1年未満で退職するには、職場が納得する理由で、園長に伝えなくてはなりません。
ですが、1年目で辞めたいって、正直なところ言いづらいですし、後ろは振り向かず前しか見ないのであれば、退職代行での退職がおすすめです。
退職代行
退職代行を利用しての退職が近年では急増しています。
退職代行は、退職代行業者にお金を支払って、自分のかわりに退職の意思を伝えてもらい、退職手続きが完了するまで様々なやりとりをしてもらうものです。
とても便利ですよね。
退職代行に依頼するにあたって、ロッカーに残っている自分の私物や、園に返却するものは郵送したいなど、確認事項も伝えてもらえます。
自分は直接やりとりしなくて良いので、気が楽ですよ。
退職の意思を自分で伝えることはむずかしい、面倒だ、もう職場と関わりたくない。
そんな時には、退職代行を利用して、きれいさっぱり退職しましょう。
まとめ
今回は、辞めたくて悩んでいる1年目の保育士さんに向けてお伝えしてきました。
保育士って、とても魅力的な仕事ですし、国家資格で手に職がつき、一生仕事に困らないような仕事ですが、様々な問題もたくさんあります。
また、女性の多い職場ですし、年齢層も幅広いので、それが良いところもあれば、逆もあります。
悩みすぎて体調をくずす前に、まずは休んでリフレッシュしてみてくださいね。
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