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担任は正規職員で働く保育士が基本ですが、一緒にペアを組んでいるパート保育士も、担任として配属されることがあります。
パートなのに担任なんて責任が重い・・・そんな悩みを抱えている保育士は少なくありません。
この記事では、パート保育士なのにとお悩みの保育士さんに向けてお伝えしていきます。
保育士でパートなのに担任
パートの保育士なのに担任を任されることって、実はよくあるのです。
年度初めの担任発表の際には、おたよりなどにはっきりと『担任 〇〇〇〇』と名前を書かれてしまい、がっかり・・・なんてこともありますよね。
正規職員の保育士が担任なのはもちろんですが、一緒のクラスに配属されると担任とされることが多いです。
保護者にも『担任』と認識されてしまうことに、引け目を感じてしまうことがありますが、担任とはっきりと言われている以上は、胸を張って堂々と働きましょう。
パートでも『担任』と配属されることで、子どもとの関わり方が深くできたり、保護者とも関係を築きやすくなることでしょう。
正規職員の担任を支え、援護してくれるパート保育士さんの力は、とてもありがたいものです。
保育士パートなのに書類
パートなのに、書類を任されることってありますよね。
例えば、日誌の記録や、要支援の子どもの記録など、パートなのに任されてしまうことがあります。
パートなのに書類を任されてしまうと、正規職員と仕事内容が変わらないじゃん・・・と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
保育士のパートは責任が重い
現場で働くパート保育士さんには、実は求められることがたくさんあります。
例えば、
- 休んだ職員にかわって担任代替え
- シフトの中で人が足りないところの補填
- 人手が足りないクラスへの手伝い
- 毎日担当するクラスが違う
- 行事の中での重大な役割
パート保育士さんは、正規職員の保育士には出来ないことを任される場面が多いですよね。
責任が重く感じてしまうことがたくさんあると思いますが、保育園はパート保育士さんの力を必要としているのです。
パート保育士さんがいることで、保育現場はとても助かっていますが、責任が重いので納得いかないと思う人も多いでしょう。
保育士パートの不満
パートなのに・・・と不満がこぼれることもたくさんあるでしょう。
実際に私が勤めていた保育園でのパート保育士さんの不満をいくつかピックアップしました。
- 時給が安すぎる
- 誰かの代わりばかりで落ち着かない
- あのパートさんはあのクラスで楽なのに、私だけ大変なクラスで、時給に納得いかない
- パートなのに保護者対応しなくてはいけない
よく聞いていたことは、配属クラスの不満です。
実際にあった不満ですが、
- パート保育士Aさん:
保育士経験年数35年
グレーゾーンの園児が6名いる1歳児12名クラスの副担任
時給960円 - パート保育士Bさん:
保育士経験年数15年
年長クラスの支援担当として広汎性発達障がい児(軽度)2名を担当
時給1000円
Aさんの配属されたクラスは、とにかく園児が大変。
園児12名に対してクラスに大人が7名いないと保育がまわらない日もあるくらいでした。
担任の質も疑われていましたが、とにかく大変なクラスでパートさんの不満は大爆発でした。
大変なのに時給がBさんより安い。
動きは大変ですが、仕事内容は保育補助と掃除です。
Bさんは、パートなのに2名の支援時担当になり、仕事内容は支援児担当ですから書類もありました。
お互いに不満はあるものの、配属された以上はしかたない・・・ということで、与えられた仕事を頑張っていましたが、不満はつきませんよね。
パートの保育士はどこまで?
パート保育士さんとしてこれから働くのであれば、はじめに確認しておくことが大切です。
自分の仕事は何をしたら良いのかをはっきりと明確にしておくことで、やらなくてもよい仕事までやらないで済みます。
はじめに確認しておくことで、やらないことはやらないでよいですし、割り切って働くことができます。
どこまで何をしたら良いのか自分でわかっていないと、正規職員の保育士さんの怒りにふれてしまうことがあるかもしれません。
余計な仕事を任されてしまうこともあるかもしれません。
必ず自分のやることを確認しましょう。
保育士はパートの方がいい?
保育士は、担任となると仕事量が多いですし、責任もさらに重いです。
対してパート保育士さんは、正規職員さんに比べると、仕事量も責任も負担は少ないでしょう。
また、時給で働いていますので、残業をしても必ずお金が発生します。
正規職員も本来であれば残業代が発生しますが、サービス残業の保育士さんが多いことでしょう。
ガッツリ稼ぐ必要がないのであれば、パート保育士として働くほうが、気持ち的にも体力的にも楽でしょう。
パート保育士は楽しい
パート保育士さんは、楽しく働くことができるでしょう。
時間内での仕事ですので、時間になったら退勤することができます。
パート保育士でいることによって、様々なクラスを行き来する場合があります。
そのため、どのクラスの園児からも顔を覚えられたり、求められたりすることも多いでしょう。
また、正規職員とは違って、責任も負担も軽いです。
その分子どもたちとの関わり方にも余裕があります。
パート保育士さんのほうが、心にゆとりをもって子どもたちと関わることができ、楽しく過ごすことができます。
保育士パートの立場
パート保育士さんの立場は、正規職員の担任保育士さんのサポートと考えましょう。
保育園運営における縁の下の力持ちは、パート保育士さんです。
正規職員の担任保育士さんの手が行き届かないところ・目の行き届かないところをフォローできるのはパート保育士さんしかいません。
正規職員の保育士さんの保育観や気持ちを立てつつ、そのクラス運営がスムーズにいくように、一歩さがったところからサポート・フォローしましょう。
保育士パートは割り切る
正規職員の保育士さんではないため、思っていることがあっても言えない、ということもあるのではないでしょうか。
実際に保育園やクラス運営・正規職員の保育観や言動・行動に問題があって口を出したくなる場面ってたくさんあると思います。
ですが、そこはぐっとこらえて、最悪な事態が起きないように細心の注意を払いましょう。
ですが、何か重大なことがある場合には、記録しておいたり、上司への報告・相談を考えるとよいでしょう。
後々のため、自分の身を守るためにも記録は大切です。
保育士はパートも休めない
パート保育士さんでも、がっつりと担任や担当を任されている場合には、休みづらい保育士さんもいるかと思います。
けれども、休むことは悪いことではありません。
休んでも、保育園は開園しますから、運営できないこと自体が問題です。
職場に迷惑をかけてしまうかも、人手が足りないから・・・と考えず、休みましょうね。
事前に休みたい日が決まっている場合には、前もってペアの保育士さんや、勤務担当の上司に相談すると良いでしょう。
まとめ
パート保育士なのに・・・と不満があったり、悩んでいる保育士さんは少なくありません。
けれども、パート保育士さんがいるおかげで、保育園はとても助かることでしょう。
時給や立場、働き方で納得いかないこともたくさんあるかと思いますが、保育士としての仕事はとても魅力的ですよね。
子どもたちとたくさん関わることのできる、保育現場で必要とされるパート保育士さんは、保育園にとって必要な存在です。
少しでも心が軽くなり、楽しく働けるとよいですね!
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