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職場を辞める際に必要な退職届。
保育士を辞める際にも、同様に退職届の提出が求められます。
いざ退職を希望するとなった時、どんな書き方をすればよいのだろうか?そもそも退職願なのか退職届なのか辞表なのかわからない、などなど、様々な疑問がうまれる方もいるでしょう。
保育士が実際に退職届を提出する際の書き方や、提出するタイミングなどをお伝えしていきます。
退職届を出す際に参考にしてくださいね。
保育士の退職届の書き方
保育士の退職届の書き方をご紹介します。
原則として縦書き
職場側から指定があれば、定められた書式で作成しますが、指定がなければ縦書きで書くことが一般的です。
手書き・パソコンどちらでも問題ありませんが、パソコンで作成する際は、フォントは明朝体を選択しましょう。
記載内容
- 表題
- 一人称
- 退職理由
- 退職日
- 提出日
- 所属、氏名、印鑑
- 宛名
退職に関する書類での一人称は、『私儀』と書きます。
私儀とは、『わたくしのこと』という意味の謙譲語になります。
挨拶文などでも使用される表現なので、覚えておくと今後使えることがあるかもしれません。
記載する日付は、『退職日(退職希望日)』と『書類の提出日』があるため、区別しておきましょう。
保育士の退職届・例文
保育士の退職届の例文をご紹介します。
退職届
私儀
このたび、一身上の都合により、勝手ながら〇〇〇〇年◯月◯日をもって、退職いたします。
〇〇〇〇年◯月◯日
氏名 印鑑
◯◯保育園/幼稚園/こども園
園長 ◯◯ ◯◯殿
退職願・退職届・辞表の違い
退職願・退職届・辞表の違いをご紹介します。
退職願
退職を願い出る際に、辞めたいという希望を伝えるための届出であるため、提出する段階では退職確定ではありません。
退職願を提出後、職場が受理をして退職が決定するため、職場が受理する前であれば、退職願を撤回することができます。
しかし、退職の希望を伝える際は、実際には口頭で伝えることが多いと思われます。
トラブル防止のために、記録として書面に残すという目的で、退職願を提出する人もいます。
また、退職願を提出する際は、退職を決意した時点で早めにだすことが望ましいでしょう。
退職届
職場を退職することが決定した後に提出する書類です。
こちらを提出するときには、すでに職場側が退職希望を受理しているため、その内容を書面で届けるために使用します。
提出するタイミングは、職場の上司や園長先生に確認して決めると良いです。
辞表
辞表とは、公務員や会社役員の人が退職を希望する際に提出する書類です。
公立の保育園や保育施設で働く保育士さんは、退職願ではなく辞表を提出する必要があります。
提出するタイミングは、退職願と同様で、早めに出すと良いでしょう。
退職に備えて後任を選出したり、職場側が今後の体制を整えたりする時間を確保するためにも、退職を決意した場合はすぐに提出をすると良いですよ。
自治体によって辞表の提出期限が決まっている場合もあります。
園長先生に確認しましょう。
保育士の退職届・テンプレート
保育士の退職届のテンプレートをご紹介します。
退職届
私儀
このたび、一身上の都合により、勝手ながら〇〇〇〇年◯月◯日をもって、退職いたします。
〇〇〇〇年◯月◯日
氏名 印鑑
◯◯保育園/幼稚園/こども園
園長 ◯◯ ◯◯殿
表題には、『退職届』と書類名称を記載します。
退職する際は、さまざまな思いがある人もいるかもしれませんが、あくまでも職場を退職するために提出が必要な書類です。
正直に理由を記載する必要はありませんので、シンプルに記載しましょう。
保育士の退職届の折り方
保育士の退職届は、3つ折りにします。
3つ折りにした用紙の右端が、封筒の上にくるように向きを変えて、封筒にいれます。
保育士の退職届の封筒
封筒は白無地の縦長封筒を用意しましょう。
退職届を入れたら、糊でしっかり封をし、〆マークを記載すると、提出できる状態となります。
保育士の退職届・封筒の書き方
封筒の表面に記入する『退職届』は、大きな文字ではっきりと記載しましょう。
保育士の退職届の理由
保育士の退職には、それぞれ様々な理由があるでしょう。
- 給与が低い
- 仕事量が多すぎる
- 労働時間が長い
- 残業代が出ていない
- 人間関係
- 職場への不信感
- 体調不良
この他にも、それぞれ退職を希望する理由はあるでしょう。
退職届を提出する際は、ぐっと気持ちをこらえて、退職する際に必要な提出書類だと割り切って、シンプルな文章で提出しましょう。
保育士の退職届はいつ出す?
退職届(退職願・退職の希望)は、一般的には退職希望の1〜2ヶ月前に提出することが望ましいです。
退職を決意した時点で早めに提出すると良いですね。
また、今すぐに退職したいという場合もありますよね。
まずは、職場の就業規則を確認しましょう。
退職を希望する際の書類の提出期限などが記載されていると思います。
また、どうしても職場に自分から伝えられない場合や、職場に行けなくなってしまった場合には、『退職代行』というサービスもあります。
やむを得ない場合には利用することも可能です。
保育園に退職届を郵送しても良い
退職届は、保育園に郵送することも可能です。
法律によって、退職の自由が認められており、退職の意思表示をしてから最短で2週間後には辞めることができることになっているのです。
職場側が、退職届を受け取れば退職受理となりますが、後々トラブルが起きないために、退職の公的な証拠として『内容証明郵便』で郵送するのが賢明です。
ただし、退職届を郵送することで起こりうるリスクもありますので、ご注意ください。
退職届を郵送した場合、受理されれば給料や退職金(社内規定)の支払いは行われます。
しかし、失業保険の手続きや転職の際に必要な書類(退職証明書や離職票)などがすぐに受け取れない場合があります。
なるべくでしたら、円満に職場を退職したいところですね。
まとめ
今回は、保育士の退職に関する内容についてお伝えしてきました。
保育士は、責任が重く、仕事量も多い仕事です。
人気な職業でありながらも離職率が高い職業です。
子どもの笑顔だけでは、頑張りきれないという状態になってしまったり、人間関係から退職を希望したり、退職を希望する保育士さんは様々な思いを抱えて退職されることが多いでしょう。
ぜひご自分の気持ちや体を大切にしてくださいね。
また、できれば円満に退職できることをおすすめしますが、そうしてもやむを得ず退職手続きがむずかしい場合には、退職代行のサービスもありますので、利用を考えてみてくださいね。
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