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保育士を目指す場合、採用試験を受けることは不可欠です。
試験を受けるということは、合格する人もいれば、残念ながらご縁がなく不合格となる方もいます。
私は社会福祉法人で採用担当もしていましたので、不合格の方を何人も見てきました。
今回は採用担当の視点から、保育士の面接に落ちる人の特徴をご紹介します。
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保育士の面接に落ちた
慢性的な保育士不足が続く中、各保育園は保育士の獲得ということも課題の1つです。
国の定める基準ギリギリで運営している園も少なくありません。
また、年度末は4月以降の保育士確保が本当に難しくなっています。
もちろん、保育園の中には『人気な園』もありますので、そのような園は倍率も高く、求人すら滅多にでないということもあります。
しかし、そのような園はほんの一握りです。
多くの園が『保育士がほしい』と感じています。
そのため、保育士の採用試験を受けた場合、よほどのことがない限り、採用となるケースがほとんどと言えます。
しかしながら、残念ながら面接に不合格となることがあります。
求人が出ているということは、保育士を募集しているということになりますが、どうして不合格という結果になってしまうのでしょうか。
保育士面接に落ちる人
保育士採用の際に重視するポイントは、
- 『この園で保育したいという思いを持っているか』
- 『子どもとの関わりがきちんとできるか』
- 『保護者対応がきちんとできるか』
ということです。
この園で保育したいという思いを持っているか
『この園で保育したいという思い』は、保育園や法人の保育理念・保育観と同じ思いを持っているかということです。
一言で保育園と言っても、一斉保育・自由保育、年齢別保育・縦割り保育など、保育の方法はさまざまです。
その保育の方法に至る保育理念・保育観が異なってしまうと、残念ながら採用には至りません。
例えば、自由保育の保育園で『カリキュラムを作り、就学に向けた一斉保育や、机上での保育を中心にしていきたい』という保育観を伝えた場合、採用には至りません。
保育園の保育観と真逆の保育を理想としているからです。
応募する保育園を探す際は、まずご自身の保育観に合う保育園を探すことが大前提です。
しかし、自分の保育観を応募先の保育園に合わせる必要はありません。
求人を出している保育園はたくさんありますので、ご自身の保育観と合う保育園は必ず見つかります。
子どもとの関り・保護者対応
『子どもとの関わりができるか』『保護者対応が出来るか』については、採用試験時の表情・声・清潔感などから判断されます。
採用試験で緊張して表情が固くなってしまった、声が上ずってしまったなどは全く問題ありません。
緊張している方でも、ふとした時に見せる笑顔なども採用担当は見逃さないからです。
- あまりにもずっと下を向いている
- 声が本当に小さくて聞こえない
- 会話のキャッチボールが全くできない
という場合、『保育を任せることはできるのか』『保護者ときちんと話ができるのか』と採用に至らない場合もあります。
また、あまりにも清潔感がない場合、社会人としての自覚がないとみなされ、不合格となることもあります。
保育士の仕事は、子ども・保護者との関わりは欠かせません。
- 子どもたちを伸び伸びと保育してくれそうか
- 子どもとの信頼関係を築けそうか
- 保護者が安心して子どもを預けることができるか
ということは、採用担当にとって大切な視点です。
声の大きさには個人差がありますので、大きな声が出せればいいということではありません。
しっかりと自分の思いを伝えようとしているのか、声が小さいのであれば何か工夫しようとしているかということが見えれば、全く問題はありません。
『自分の子どもを預けるのであれば、どんな保育士に預けたいか』ということを考えれば、保育士としての短所を改善しようとするでしょうし、清潔感のある身だしなみを大切にするはずです。
ぜひ、その視点で採用試験に臨んでくださいね。
保育士の面接に落ちた・新卒
新卒の場合も、上記と大きな違いはありません。
採用担当も、『経験のない新卒』ということをきちんと把握しています。
まずは採用試験に応募してもらえたことに感謝し、温かく見守っています。
面接時の質問の回答に多少戸惑ってしまっても、緊張しているんだなと微笑ましく見てもらえることがほとんどです。
安心して採用試験に臨んでください。
ですが、新卒でも不採用となることもあります。
- 応募先はご自身の保育観と合っている保育園か
- 自分の想いを自分の言葉で伝えようとしているか
- 身だしなみはきちんと整っているか
ということを、よく確認して当日を迎えてください。
保育士でパートの面接に落ちた
パート希望の場合、不合格となる理由としては応募者の希望する勤務日数・勤務時間と保育園が募集していることに相違があることも考えられます。
パートの場合、基本的には勤務日数・勤務時間がある程度指定されての募集が多いです。
その募集内容と希望が合わない場合、不合格となることも大いに考えられます。
募集内容と自分の希望が一致しているかをよく確認して、採用試験に臨んでください。
保育士面接の合格サインは?
面接時間の長さ、雰囲気、採用担当に褒められたなどは、合否のサインにはならないと考えてよいでしょう。
時間は人により大きく異なる場合もあります。
雰囲気などは、採用担当は極力いい雰囲気で行いたいと考えるので、特別参考にはなりません。
合格のサインと捉えてもいいのは、今後の流れの説明を受ける、ほかにも採用試験を受けているか聞かれることです。
『1週間以内に合否に関わらずご連絡します』といったことは皆さんにお伝えしますので、特別に合格のサインとは言えません。
『研修に来ることはできるか』『職員会議に参加できるか』など具体的な話があれば、より採用に近いと言えます。
また、ほかの保育園を受けているかということは、不採用と考える人にはあまり聞きません。
『ぜひ入職してほしいけれど、ほかも受けているのかな』と考えるので、聞くことが多いです。
ただ、法人や保育園によっては上記のことも皆さんに聞く場合もありますので、『聞かれた!やった!』とは思わず、1つの目安としてください。
保育士面接に受かるコツ
面接に受かるコツは、上記の『不採用となる場合』の正反対です。
- 保育園の理念を理解し、保育観が合っている
- 緊張しながらも自分の想いを、ご自身の言葉で伝えようとしている
- 身だしなみを整え、社会人としてのマナーを身に着けている
ということは、最低限必要です。
『自分の子どもはこんな先生に預けたい』というイメージを持ち、採用試験に臨むといい結果に繋がるでしょう。
まとめ
保育士の採用試験について、採用担当の目線でお話させていただきました。
もし、応募先の保育園とご縁がなく不採用となってしまっても、あなたが否定されているということではありません。
そのことだけは誤解をしないでいただきたいです。
『この保育園で働きたい』と強く思っていても、様々な事情で不採用にせざるを得ない場合もあります。
その保育園には縁がなかっただけで、必ず縁のある保育園があります。
もちろん、自分自身を見つめ直し、改善する必要があることに関しては努力をすることも必要です。
自分自身を否定する必要は全くありませんので、明るい気持ちで次の園を探してもらえればと思います。
みなさんがみなさんらしく、輝くことのできる園があります。
そのことは忘れずにいてくださいね。
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