乳児院の保育士の仕事内容!役割・給料・配置基準を解説!

保育士転職の基礎知識
PR

PR

乳児院の保育士の仕事内容は、保育園の保育士の仕事に夜勤のある様なイメージです。

保育園と違うのは、子ども達が通所ではなく、入所しているということ。

そのため、乳児院ならではの仕事もあります。

乳児院の保育士の仕事内容や役割・給料や配置基準について、詳しくご紹介します。

乳児院の保育士の仕事内容

乳児院の保育士の仕事内容についてご紹介します。

乳児院の保育士の仕事内容は、保育園に夜勤がある、と考えるのが分かりやすいでしょう。

乳児院も保育園と同様、朝の会や季節の行事もあり、子どもたちが楽しく過ごせるようにしています。

 

自分の担当の乳児が1~2名です。

基本的にはその子供の養育をします。

 

子ども達は施設で暮らしていますので、全児入浴があり、決められた時間内に沐浴させます。

これが大変で、保育士それぞれ子どもとの過ごし方が違うので、時間が重ならないよう毎回配慮しています。

 

また、体調不良の子は病院へ連れていきます。

様子見はほとんどなく、ほぼ薬が処方されます。

看護師さんが数人いますので、与薬は看護師さんが担当します。

 

国が定めている定期接種の期間がありますが、乳児院は集団生活のため、接種に適している年齢よりも早く打つことがほとんです。

乳児院の保育士の役割

乳児院の保育士の役割をご紹介します。

 

基本は入所している子どもの養育です。

また行政との連携は欠かせません。

個々の成育歴を把握して、保護者がいたらどのようにかかわっていくかを考えます。

母子家庭で母親が長期入院しているケースでは、頻回に子どもの様子を伝えていました。

 

実習生も受け入れていますので、その職員がいたり、子どもの養育のほかに担当している分野があります。

これは保育園の保育士と同じでしょう。

 

子どもが体調不良と感じたらすぐに通院します。

その場合、職員同士で連携を図り、誰が連れて行くか、誰が残った子どもを見るか、その日のリーダーの指示に従って動きます。

 

保育者でもあるが、親のような関わりも必要です。

一人ひとりへ愛情を注ぎ、子どものことを考え周りを見ていく必要があります。

仕事なのでずっと気が張っている時もありますが、園内の秩序を保ち、子どもの養育環境を整え、家庭的な雰囲気の中で育てていくことが責務です。

無理強いをするのではなく、言葉掛けで子どもの感情や情緒的な反応を確認しつつ進める仕事です。

乳児院の保育士の給料

乳児院の保育士の給料をご紹介します。

乳児院の保育士の給料は、平均月給22~24万円程度です。

22万円(基本給)。
夜勤3回は必ず回ってくる。

ただし、夕食代300円、朝食代200円が引かれる。

夜勤の場合は格安で食事にありつくことができた。

28歳 男性 契約職員

 

一般的な保育士の給与より、少し高い傾向にあります。

正規職員ではなく、パートでの雇用もあります。

その場合は、時給となります。

時給1100円です。

25歳 パート 女性

 

運営母体は国や自治体・社会福祉法人が多いため、正規職員の賞与・福利厚生も安定して支給される傾向にあります。

 

ただし、有給休暇の取得は取りずらい傾向にあります。

育休・産休の取得は可能ですが、妊娠中の不安定な体調の中で勤務するにはハードな仕事と言えます。

乳児院の保育士の配置基準

乳児院の保育士の配置基準をご紹介します。

乳児院の職員配置基準は、児童福祉法に基づく最低基準と、措置費を算定するための措置費基準があります。

最低基準は、施設の運営に必要な最低限の職員数を定めたもので、措置費基準は、施設の機能や特色に応じて加算される職員数を定めたものです。

 

保育士の配置基準は、最低基準と措置費基準で同じです。

具体的には、以下のようになっています。

  • 0歳~1歳未満:おおむね1.7人につき1人以上(7人以上の場合)
  • 1~2歳児:2人につき1人以上
  • 3歳以上児:4人につき1人以上

また、乳児院定員20人以下の場合は、保育士を1人加算することができます。

乳児院とはどんな施設?

乳児院とは、さまざまな事情によって保護者との生活が困難な乳児を保護し、養育する施設です。

乳児院は児童福祉法に基づいて設置された児童福祉施設の一種で、日本全国に144か所程あります。(2019年時点)

 

乳児院では、生後数日から就学前までの子どもたちが入所し、24時間365日のケアを受けます。

乳幼児の成長や発達に応じた養育や医療・療育を行うために、看護師や保育士、児童指導員などの職員が配置されています。

また、家庭復帰や里親への引き渡しを目指して、保護者や里親との連携や支援も行います。

さらに、地域の子育て支援として、一時保護やショートステイなどのサービスも行われています。

 

乳児院は、社会的養育を必要とする乳幼児とその家族を支える重要な役割を担っている施設です。

乳児院で働くには

どうやったら乳児院で働くことが出来るのか、ご紹介します。

乳児院は人手不足なので、頻回に求人が出ている場合が多いです。

学生さんであれば、学校を通しての求人もあります。

 

学校を通しての紹介が一番決まりやすいです。

人と人の関わりを大切にしているし、縁故的な採用を好んでいるようにも思います。

また、大学等の先輩から後輩へ話が入ってくるルートもあったので、私はそれで入職して融通を効かせながら仕事をしました。

 

実習生さんで良かった方は、乳児院から連絡がきてスカウトされることもあります。

働きたい気持ちがあるのなら、直接施設に電話して問い合わせても構わないでしょう。

乳児院の保育士求人を見つけるコツ

乳児院の求人を見つけるコツをご紹介します。

乳児院の求人は、ハローワークの求人によく出ていますので、検索すると良いでしょう。

 

気になった施設は自分から連絡するのも良いです。

保育士専用の転職サイトにも、乳児院の求人が掲載されています。

登録をして乳児院が希望ということを担当者に伝えておくことで、非公開求人を紹介してもらう事ができます。

 

児童養護施設、児童自立支援施設などの求人も探してみましょう。

大学関係で当たると、面接がスムーズであることが多いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました