保育士の処遇改善手当がもらえない!対処法4選を解説!

給料・待遇
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保育士の給料の低さは、全国的な社会問題としてもニュースに取り上げられており、保育士の給料の低さは世間に知られています。

子どもの命を預かり、何らかの理由によって自宅保育が困難な保護者にかわって子どもを保育する保育士は、責任重大な仕事ですが、給料は低い。

そこで、国が保育士の待遇をよくするために取り入れたのが、処遇改善手当です。

これにより、少なからず保育士は給料が高くなった人はいます。

しかし、中には処遇改善手当がもらえない人もいます。

この記事では、処遇改善がもらえない保育士のケースについて解説していきます。

保育士の処遇改善手当がもらえない

保育士の処遇改善手当がもらえるかもらえないかでの大きな違いは、勤め先の保育園が認可保育園か認可外保育園かというところです。

処遇改善手当は、国からの手当てということですので、認可されていない保育園で勤める保育士は、対象外となる場合があります。

しかし、認可外保育園で努めたという経験は、処遇改善手当の要件にある実務経験として認められます。

そのため、職場を認可保育園にかえることで、手当を受けることができるようになるかもしれません。

 

ほかには、処遇改善手当は、保育園がまとめて受け取ります。

そのため、さまざまな諸経費を差し引いたあとに保育士に配当するため、手当が十分に保育士に配当されないということも考えられます。

パート保育士は処遇改善手当がもらえない?

パート保育士でも、一定の条件を満たせば、処遇改善手当がもらえる可能性もあります。

パート保育士がもらえる条件としては、

  • 認可保育園で働いていること
  • 1日6時間以上かつ月20日以上勤務する非正規職員

となっています。

 

まや、処遇改善手当が受けられない場合は、

  • 認可外保育園に勤めている
  • 1日6時間未満または20日未満の勤務

となっています。

 

ただし、あくまでも処遇改善は保育園に対して補助金が支給されるものですので、配当方法は保育園・経営者の采配によって異なります。

保育士の処遇改善手当がもらえない理由はなぜ?

では、処遇改善手当がもらえない理由をまとめて紹介します。

  • 保育園が認可外施設である

基本的に認可外保育園は処遇改善手当の対象外となっています。

  • 勤務時間が少ない

1日6時間未満または月20日未満の勤務の保育士は、手当の対象外です。

  • 保育園経営者の采配

処遇改善手当は、園長の采配によって異なります。

使用方法は園長の采配になるため、金額もそれぞれ異なる場合があります。

  • 手続きが負担

賃金改善の仕組みを設けるための事務作業・計画書や実績報告書の作成が面倒で、処遇改善手当を取得しないという選択をする保育園もあります。

 

上記の理由から、処遇改善手当がもらえないということが考えられます。

保育士の処遇改善手当・パートはいくら?

パート保育士の処遇改善手当の例を紹介します。

先に解説した通り、パート保育士でも一定の条件を満たすことで、処遇改善手当を受け取ることができます。

具体的な金額は、以下の通りです。

  • 処遇改善加算Ⅰ 月額12,000円~最大38,000円
  • 処遇改善加算Ⅱ 月額5,000円~40,000円
  • 処遇改善加算Ⅲ 月額9,000円

ただし、これらの金額な絶対にというわけではありません。

保育園や経営者の判断によって。職員に配当される金額や受取額は異なります。

具体的な金額や必要な手続きについては、勤め先に相談してみましょう。

処遇改善手当がもらえない場合の対処方法

処遇改善手当がもらえない場合の対処方法を紹介します。

勤務先に相談してみる

まずは、勤務先に相談してみましょう。

処遇改善手当や配分方法・金額について説明を求めることができます。

労働組合に相談する

労働組合に加入している場合は、組合に相談することも方法のひとつです。

組合は労働者の権利を守るために存在しています。

給料や待遇に関する問題を解決するために、支援してくれるはずです。

転職を考える

処遇改善手当が適切に支給されない場合には、転職を考えることもひとつの方法です。

保育士向けの転職エージェントを通して、待遇の良い職場を探すこともおすすめです。

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法的手段を考える

処遇改善は法的に基づくものであるため、適切に支給されない場合には、法的手段を考えることもあります。

具体的な手続きや方法については、専門家に相談するとよいでしょう。

 

上記が、処遇改善手当がもらえないときの対応策です。

ただでさえ給料が低いのに処遇改善手当がもらえないとなると、納得できませんよね。

 

私の元同僚のモンスター保育士(54歳・実務経験2年)は、そもそもの給料に満足ができず、園長をすっとばして市役所に問い合わせしていました。

市役所から保育園の方に連絡がきて、結局園長に怒られる始末…。

こんなこともありますので、納得できないときは、まずは職場に相談しましょう。

 

それと、現在キャリアアップ研修が処遇改善手当に関係しています。

キャリアアップ研修を受けたことによって、処遇改善手当の金額も変わりますし、役職によって待遇も異なります。

  • 主任
  • 副主任
  • 縦割り主任
  • チームリーダー

 

上記は一例です。

勤務先によって役職は異なるかもしれませんが、受けた研修によって、なれる役職がある場合もあります。

役職に必要な研修も、要チェックです。

 

また、キャリアアップ研修は、受講することでレポートを提出する必要があります。

レポートを提出し、研修を受けたという証明書をもらうことで、万が一保育士を一度やめて復職した場合でも活かされます。

証明書が手元にある方は、大切に保管しましょう。

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