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幼稚園と保育園どちらで働こうか、幼稚園教諭と保育士資格のどちらを取得しようかと悩んでいる方は少なくないかと思います。
これから紹介する幼稚園教諭と保育士の年収や仕事内容の違いをご覧ください。
地方や園によって違うため、平均した情報として参考にされてください。
尚、認定こども園の情報は今回は紹介していません。
幼稚園・保育士の給料
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」令和3年度統計結果によると企業規模10~99人の場合、保育士の平均年収は約376万、幼稚園教諭は約383万円となっています。
統計で見ると幼稚園教諭の方が給与が高いですね。
決まって支給する
現金給与額 |
年間賞与 | 平均年収 | |
保育士 | 249,400円 | 766,500円 | 3,759,300円 |
幼稚園教諭 | 254,100円 | 784,300円 | 3,833,500円 |
勤務する施設や都道府県、幼稚園教諭一種・二種、最終学歴によって基本給が変わってきます。
あくまでも全国平均として参考にされてください。
幼稚園・保育士の違い
幼稚園教諭と保育士の違いをご紹介します。
預かる子どもの年齢
幼稚園教諭と保育士は預かる子どもの年齢が違います。
幼稚園の場合、未就園児クラスを含めると、2歳児から5歳児の子どもを預かります。
保育園の場合、0歳児から5歳児と対象年齢が幅広くなります。
資格
資格も幼稚園教諭と保育士では違います。
幼稚園教諭は、文部科学省管轄で学校教育として扱われるため、幼稚園教諭免許が必要です。
一方、保育士は厚生労働省管轄で児童福祉として扱われ、保育士資格が必要となります。
1日のスケジュール
幼稚園の場合、保育時間が9:00-14:00です。
バスの送迎等を考慮しても8:00出勤で16:00頃にはバス送迎も終わり、翌日の準備をして17:00には退勤できます。
保育士の場合、朝は7:00から保育園によりますが延長保育として長い園は20:00まで開所しています。
7:00から20:00まで勤務することはなく、保育園の場合はシフト制で休憩時間を入れて9時間拘束となります。
7:00出勤であれば、16:00退勤となります。
20:00退勤の場合は、11:00に出勤となります。
幼稚園教諭・保育士の人数
全国幼稚園教諭養成機関連合会によると幼稚園教諭は全国で約9万人、保育教諭は全国で約13万人います。(2021年調べ)
保育士の登録者数は全国で約154万人。(2018年調べ)
しかし、実際に現場で働いているのは約59万人です。
人数では圧倒的に保育士が多いですね。
では、それぞれ園児に対する幼稚園教諭、保育士の配置基準を比較していきたいと思います。
幼稚園の場合、学校教育法によって1学級あたり専任教諭1人必要であると規定されています。
1学級の幼児数は35人以下が原則とされています。
保育園の場合、年齢ごとに配置基準が異なります。
- 0歳児:3人につき保育士1人
- 1歳児・2歳児:6人につき保育士1名
- 3歳児:20人につき保育士1人
- 4歳児・5歳児:30人につき保育士1人
幼稚園が年少、年中、年長2クラスずつ(各35人)であれば6名の幼稚園教諭が必要です。
保育園で同じ子どもの人数で考えた場合、
- 年少:70名(保育士4名)
- 年中:70名(保育士3名)
- 年長:70名(保育士3名)
計10名必要となります。
比較すると圧倒的に保育園の方が、職員の数が多いですね。
保育士と幼稚園教諭、できる仕事は違う?
保育園と幼稚園は、開所時間や預かる子どもの年齢の違いがあります。
以上から幼稚園教諭は教育、保育士は養護を大事にした子ども達との関わりが必要となるため、出来る仕事は大きく違います。
幼稚園教諭は製作や遊戯、行事などを通して幼児教育に関わる事が出来ます。
一方保育園は年齢に幅があり、保育時間が長い子は8時間に渡るため、家庭に代わる養護の部分を大事にした保育が必要です。
乳児に関する知識も必要となりますが、成長過程を長期に渡って見守る事が出来ます。
園によって大きく変わってきますが、幼稚園教諭の場合は4時間の活動時間の中、教育をベースに子ども達を就学に向けて子どもの成長を引き出すことに注力することが出来ます。
幼稚園が母体で保育園を設立するところもあります。
そういう園は3歳以上児の活動は教育をベースとして活動をすることが多いです。
保育園は幼稚園と似たような活動をすることは可能ですが、子ども達が園にいる時間が長いこともあるため、乳幼児が心身共に健全に過ごせる環境を作る必要があります。
幼稚園は保育士資格のみで働ける?
幼稚園で働くには文部科学省管轄の学校等で規定の単位を取得し、教育実習を得て幼稚園教諭の免許状を取得する必要があります。
その為、保育士資格だけで働くことは難しいです。
しかし、認定こども園であれば、保育士の資格だけで働くことも可能となります。
ただし、担当出来るクラスが3歳未満のクラスに限らることもあります。
幼保連携型の認定こども園は、幼稚園教諭と保育士の両方が必要です。
それ以外の認定こども園では、3歳児以上は両方を持っていることが望ましいですが、必須ではありません。
幼稚園の先生・保育士の夏休み
幼稚園の先生・保育士の夏休みについて実際のところどうなのかを例を挙げて紹介します。
幼稚園の場合、学校教育に準じるため、春・夏・冬と長期の休暇があります。
基本的には子ども達はお休みですが、預かり保育をしている園が増えています。
多くの場合、預かり保育専門の教諭がいます。
そのため、クラス担任をしている教諭は夏休みの間、2学期の行事の準備や計画を立てたり、有給休暇を交代で取る事が多いです。
保育士の場合、年末年始、日曜祝日以外は開所しているため、幼稚園と違って閉園はありません。
しかし、職員の数が充実している園は1年間の間に、交代で有休を取ることができます。
幼稚園の保育士の求人の見つけ方
保育士の資格のみ所持していて幼稚園で働きたい場合、認定こども園や未就園児クラスがある幼稚園を選ぶと良いでしょう。
学生さんであれば、通っている大学の求人情報を見る事をお勧めします。
卒業している方や転職、復職等を考えている方で、働きたい園や条件がしっかりとイメージ出来ていれば、求人情報サイト等で検索するのが良いでしょう。
福利厚生や給与面で希望がある場合、求人情報だけでは見えない部分があります。
幼稚園と希望をすり合わせることを考慮するならば、転職サイトなどエージェントがサポートしてくれるサイトを利用することをお勧めします。
転職サイトであれば、担当者に希望条件を告げることで、マッチングしてくれ、園を紹介してもらうことが出来ますよ。
まとめ
幼稚園と保育園とでは働き方や給料など違いがたくさんあります。
幼稚園と保育園、両方でそれぞれメリット・デメリットがありますし、園によっても大きく変わってきます。
慎重に考えて選ぶことをお勧めします。
未来の世界を担う子ども達がより良い環境の元で、健全に育つサポートをするためには、働く職員の心身共に健康で充実した毎日が保証されなければいけないと思います。
じっくり選んで後悔しない道を選んでいけることを心から願っています。
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