保育士を体調不良で辞めたい。退職・公的支援制度・転職も解説！

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人間関係、仕事の責任、仕事の多さ、給与の低さ、積み重なったストレスから体調をくずしてしまう人が多い保育士さん。

体調をくずしてしまっては、今後の生活に支障がでるかもしれませんし、自分のために仕事は辞めたほうが良いです。

 

今すぐ退職したい気持ちを上司に伝えたところで、退職日まで良好な関係でいられるか心配になりますよね。

今回は、体調をくずしてしまい、仕事を辞めたいと考えている保育士さんに向けてお伝えしていきます。

保育士を体調不良で辞めたい

辞めたいと思ったときは、辞めましょう。

辞めて良いのですよ。

体調をくずしてまで、無理して仕事を続けることはありません。

 

体調をくずしていることによって、保育の仕事に対して100%の自分で取り組むことができないかもしれません。

ミスが起こり、もしかしたら子どもに怪我をさせてしまうことだってあるかもしれません。

ですので、体調不良のまま仕事を続けることは、保育士自身としても良くないことです。

まずは自分の体調を第一に考え、辞めたいという気持ちを尊重しましょう。

 

保育士が体調不良で退職

保育士が体調不良で退職するということは、実はよくあることなのです。

わたしもその1人です。

 

本当は円満に退職したいところですが、体調をくずしてしまったら、そんなことは考えていられません。

自分のからだが一番大事ですので、退職のことだけ考えましょう。

 

保護者や子どものことが頭によぎったり、上司に引き止められるかもしれませんが、もう自分自身の心もからだも限界ですよね。

保育士不足とずっと言われてきている世の中ですし、自分が退職したあとの職場が心配になるかもしれませんが、大丈夫です。

何とかなるものですよ。

体調不良が理由で退職できる

保育士が年度途中で退職することはできます。

民法627条では、「2週間前までに退職の告知を行えば退職できる」と定められているので、2週間前までに退職の意向を伝えると、退職ができます。

医師の診断書を準備

体調をくずしてしまったら、病院にかかりましょう。

精神的・メンタルの病院にかかることって勇気がいりますよね。

けれども、病院は患者相手だから、優しいですよ。

仕事が大変だったことを汲んでくれ、診断書をお願いすると、書いてくれます。

 

わたしの場合は、ストレスで不眠・嘔吐・手の震え・蕁麻疹・喉の詰まり・動悸などの症状がでて、病院にかかりました。

『自律神経失調症　ストレス関連症候群　不眠症』の診断がつきました。

 

症状があれば、ほとんどの病院の先生は「仕事は休みましょう」と言ってくれると思います。

診断書を書いてもらい、退職にむけて準備をしましょう。

就業規則を確認

民法では2週間前までの退職の告知があれば、と定められていますが、保育園の就業規則ではどのように決められているか、確認すると良いです。

一般的には退職日の1〜３ヶ月前に打ち明けることが望ましいですが、体調をくずしてしまっては、そんなこといってられませんよね。

退職代行サービス

最近では、職場に限界を感じ、退職代行サービスを利用する人が増えてきています。

退職代行サービスとは、仕事を辞めたい当事者に代わって退職の意向を職場に伝えてくれるサービスです。

退職の手続きをすることも体力を使いますからね…。

 

退職を自分から切り出せないときには、退職代行サービスを利用するのも、ひとつの手ですよ。

退職代行には下記の特徴があります。

 

体調をくずして辞めるということは、残念ながら円満に退職するということは難しいかもしれません。

もう職場に行くこともできなくなってしまった場合は、退職代行サービスを利用することはできますよ。

公的支援制度

保育園を退職した保育士は、次の職場が決まるまでの間に失業手当を受け取ることができます。

失業手当を受給する条件は、下記のとおりです。

 

手続きするにあたって事前に必要な書類を用意しなければなりません。

忘れずに確認しましょう。

疾病手当金

退職ではなく、まずは一旦休みたい…そんな時には、休職制度があります。

休職中に傷病手当金を申請すれば、健康保険から日給の3分の2が支給されますよ。

 

また、在職中から傷病手当を支給されていて、そのまま退職をしたとしても、1年以上の被保険者期間があれば継続して傷病手当を受給することができます。

失業手当の受給期間延長手続き

失業保険の受給期間内(原則離職日の翌日から1年以内)であれば、受給期間の延長ができます。

この期間にやむを得ない理由で仕事ができない状態が30日以上続いた場合、最長退職日の翌日から4年以内まで受給期間の延長ができます。

 

失業保険の受給期間延長手続きは、住所または住居を管轄するハローワークで行います。

延長する理由によって、必要書類や申請時期・期間・方法などが違うので注意が必要です。

必ず確認するようにしましょう。

 

体調不良での退職は転職に不利？

体調不良で退職したあとの転職は、後ろめたさから不利に思ってしまうことがあるかと思いますが、大丈夫ですよ。

もし別の保育園に転職を考え、転職希望先の面接の際には、もしかしたら前職の職場の退職理由を聞かれるかもしれません。

その時は正直に話せば良いだけですから、気にすることはありません。

 

また、あなたが当時の気持ちを伝えることで、転職先の職場でも職場改善につながるかもしれません。

また保育士をやろうという気持ちまで回復できたのですから、嬉しいことです。

転職の際は、現在は体調は回復していることを、笑顔で伝えましょうね。

体調の回復に努める

自分が置かれている状況・子ども・保護者のこと…考えれば考えるほど、罪悪感を感じてしまうかもしれません。

けれども、大丈夫です。

何とかなりますから。

 

まずは仕事から離れて、ゆっくり休んで、自分自身のからだを大切にしましょう。

あせらず、ゆっくり、心もからだも回復していきましょうね。

面接での退職理由の伝えかた

退職理由を伝えるときは、正直に体調不良が理由だと伝えても大丈夫です。

本当に理由がそうなのですから、隠すことではありませんよ。

 

よくある家庭の事情など、本当は体調不良で仕事を辞めたいのに、別の理由でごまかす必要はありません。

退職理由は、正直に伝えた上で、今は回復したことをアピールしましょう。

まとめ

今回は体調をくずしてしまい、退職を考えている保育士さんに向けてお伝えしてきました。

体調をくずしてしまうほど、今までよく頑張ってこられましたね。

 

今までは仕事でいっぱいいっぱいで過ごしてきたと思いますが、これからは自分のために、まずはゆっくりと休みましょう。

休むことで、心の整理がつきますし、環境をかえることはとても大切なことです。

自分のからだを大切に、ゆっくりと回復させていきましょうね。